皆様、連休中いかがお過ごしでしょうか。
体調など崩されていないでしょうか。
さて、当事業所では療育の中でChromebookを利用する予定で、その購入が完了しました。
放課後等デイサービスで、Chromebookを定員分揃えているところは2022年現在で多くはないと思います。
(Chromebookやeboardの利用にあたって、追加料金はいただきません。)
主にeboardというICT教材をChromebookで利用します。
プログラミングやホームページ作成にも使っていきます。
eboardはブラウザさえ動けばPCでもタブレットでもスマホでもOKなので、使用する端末は自由に選ぶことができます。
その中でも、当事業所ではChromebookを選択しました。
理由は以下です。
- タブレットやスマホよりもできることが多い。
- 学校での採用実績が豊富。
- 値段が安い。
なんでもよいとなると、当然非常に安く購入できるAndroidタブレットでもよかったということになります。
しかし、私はタブレットというのは教育で使うには機能が不足していると考えています。
なぜかというと、タブレットは主に「消費」のためにつくられたものだからです。
多くの方がタブレットやスマホで動画視聴をしていて、PCで観ている方は少ないと思います。
一方、たまにスマホで動画作成のすべてを行っているというYouTubeクリエイターもいるようですが、多くの方がPCを使って作成しています。
このように、タブレットとPCとでは、似ているようでその役割が違います。
PCで作成・提供されたものをタブレットやスマホで観るという流れができています。
PCで「生産」されたものが、タブレットやスマホで「消費」されるということです。
子どもたちの将来を考えたとき、今から学ぶべきことは生産側の知識でしょうか。
それとも消費側の知識でしょうか。
答えは明白です。
せっかくなので、Chromebookとは何かも書いておきます。
多くの方が日々Google ChromeやSafari、Microsoft Edgeなどのブラウザ(インターネットを閲覧するためのアプリ)を使ってネットをみています。
ほかにも様々なアプリを利用しています。
Chromebookはこのうち、ブラウザに特化した機器ということができます。
(一部のアプリは動きますが、完全ではありません)
ブラウザしか使えないなら、スマホやタブレットよりも低機能だと思われるかもしれません。
しかし、ブラウザの種類が違います。
スマホやタブレットのブラウザは、その小さな画面や低い性能でも滑らかに動き、ページが見やすく表示されるように作られたものです。
普段インターネットの閲覧やYouTube視聴に利用していると気が付かないことですが、スマホやタブレットのブラウザでは動作しないサービスが多数あります。
たとえば、Microsoft Officeという、文書作成や表計算ができるアプリがありますが、ブラウザ版のMicrosoft Officeというものがあります。
アプリ版に対して機能は制限されますが、無料で使えます。
このブラウザ版Microsoft Officeは、Chromebookでは使えますが、スマホのブラウザでは使えません。
このような例はほかにもたくさんあります。
ところで、今までアプリで実現していた多くのサービスが、ブラウザ上で使えるようになってきています。
今後もブラウザでできることは増えていくでしょう。
自分の仕事を振り返ってみても、ほとんどの仕事がChromebookで足りるのではないかと思います。
ゆくゆくは職員が利用するPCもすべてChromebookという事業所にもチャレンジしてみます。
まずはChromebookを療育に活用していきます。
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