児童発達支援管理責任者になるための研修の中で、「障害はどこにあるか」という問いがありました。
車いすの方が2階に行きたいけど、階段しかないという場面を想像してください。
通常この方の足に障害があると考えがちですが、「階段しかないことが障害」と考える考え方があります。
この考え方が妥当かどうかということを議論することにあまり意味はありません。
それよりも、福祉事業者としてこの考え方をすることで、支援の幅が広がると考えられます。
なぜなら、その足を治療することは医師の方が実施するものであり、福祉事業者としてはいかにして足が不自由である方に不便なく暮らしていただくか、ということに集中することができるためです。
私たちが支援の中心に掲げている学習についても、同様の考え方をすることができます。
たとえば不登校であるお子様が、学校にいかないことそのものがいけないことと考えるのではなく、学校にいかないことによって生じる不都合なことは何か、その不都合はどのように解消可能かと考えます。
そうしたときに、お子様にとって大きなことはやはり学習でしょうし、人間関係も重要です。
このようなことを意識しながら、Brilliusまなびのいえの支援を組み立てています。
まなびたいと思ったときに何かの理由でまなぶことができないという方を少しでも減らせるように、日々努力してまいります。
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