学習する姿勢

小学生のお子様の中には、落ち着いて学習することが苦手なお子様もいます。

 

このような場合、お子様自身が意図して(わざと)そうなっているのではなく、次のような原因が考えられます。

  1. ADHD傾向がある
  2. 新しい場所で不安である

ADHD傾向の場合、ご本人の意思とは関係なく、様々なことが脳に浮かんできてしまい、体が勝手に動いてしまいます。

また、新しい場所で不安であっても、落ち着かないということが起こります。

 

この場合、その子のことをむやみに叱って直すのは逆効果です。

次のことを試してみてください。

  1. やるべきこと・やってはいけないことを絵カードにし、毎回確認する。
  2. 達成目標を決め、達成したらシールを貼っていく。

程度の差はあるにしても、ある程度練習すれば切り替えられるようになります。

また、年齢とともに落ち着いてくることもあります。

あまりにも落ち着きがない場合には、安全性が高く有効な薬がありますので、使用を検討してみてもよいかもしれません。

 

こどもは指導すべき対象ではなく一人の人間であると肝に銘じ、支援にあたっていきたいものです。