主に小学生のこどもに対する、ご家庭での関わり方についての記事です。
これがすべてのこどもたちに当てはまるわけではないと思います。
ですので、一つの参考としてお読みいただければと思います。
テーマは、こどもに余計な負荷をできるだけかけずに、いかに家庭学習の習慣を確立するかです。
家庭学習の習慣、実はすごく大事です。
特に小学生の間に確立することが大事です。
中学生になってから家庭学習を始めようとしても、かなり大変です
そして、この家庭学習ですが、勉強しなさいと言われて強制的に行う家庭学習は、習慣化されているとはいえません。
ですので、できる限り勉強しなさいと言わずに勉強する習慣をつくるのがカギです。
それには、2つのアプローチがあると考えます。
- 学習したくなる環境を整える
- ルールを整備する
やはり学習習慣の確立で大事なことは、勉強に対するハードルを下げていき、むしろ楽しいものだとか、達成感を感じられるものだとか、そういうものであると認識させるように働きかけることです。
たとえば、学習方法の工夫があります。
こどもたちはタブレットで学習をするとすごくハードルが下がるようです。
タブレット学習は始まったばかりの方法なので、どのようなデメリットがあるかは未知数ではありますが…。
ルールを整備するというのは、学習は最低30分はやろうとか、ゲームは1時間にしようとか、あとの時間は好きに使っていいとか、そういうルールです。
ルールはお子様と一緒に考えることが重要です。
人に押し付けられたルールを積極的に守りたいとは思わないですよね。
それはこどもでも同じです。
最初は無茶なルールをつくろうとしたり、結果守れないということも多いと思います。
でもルールを守れなかったからといって、叱るのは逆効果です。
普段の声掛けとしては、もうゲーム1時間以上やってるんじゃない?とか、今日は宿題やった?とか、そういう声掛けにとどめたほうがよいです。
そして定期的に大きな振り返りをします。
守れているならもっといいルールにするにはどうしたらいいかを話しますし、守れていないならなぜ守れないかを掘り下げます。
何度も言いますが、強制しても習慣化はしません。
正直、こどもが勉強嫌いならそれでもしょうがない、ぐらいでちょうどいいのではないかと思います。
その代わり、たとえばうちは公立高校以外は行かせないとか、そういうことを宣言しておきます。
でも、お子様のことはよく見ておいて、話を聞いてあげたり、困っているときにはさりげなく助けてあげてください。
私のこどもたちが子育てに成功しているとは全然思っていませんが、いまのところ日々を楽しく生きているようなので、何よりだと思っています。
下の子は一時期、幼稚園に行きたくないと言っていたこともありました。
そんなことも含め、結果が出るのはもう少し先だと思うのですが、どのようにやっているかご紹介します。
上の子は小3の女の子ですが勉強が好きで、勝手にやってます。
でもスケジューリングが苦手なので、宿題やった?遅れてない?みたいな声掛けは必要です。
ほんとはそれで宿題を忘れて嫌な思いをしたとか、そういう経験も大事なのですが、どうしても言っちゃいます。
下の子は年長の男の子で、勉強は好きではないです。(と思います)
先ほども書いたように一時期幼稚園に行きたくないと言っていて、小学校のどこかで不登校になるかもしれないなと思っていたほどでした。
でも、福岡に来て聴覚特別支援学校にいって、めちゃくちゃ変わりました。
今まで向上心というものをほとんど感じなかったのですが、今は意欲的に日々の活動に取り組んでいます。
同じタイミングでちゃれんじタッチも与えてみました。
ちゃれんじタッチは猛烈にやっています。
ちゃれんじタッチはやはりさすがだなと思うのですが、ちょっと中毒性があり、これ以外のもので勉強ができなくなる可能性があるなぁと思っています。
上の子もタブレットでZ会をやっており、やはりこどもにとってタブレット学習はとっつきやすいようですね。
あとは、ちょっとでも興味があるものができたら、本などをどんどん買ってます。
下の子が生き物がすごく好きなので、図鑑がいっぱいあります。
毎週のように海で生き物をつかまえています。
上の子は本が好きなので、Kindle Kidsの読み放題を契約しています。
俳句にちょっと興味があれば、俳句の本を買いました。
それで読んでくれなくても別に気にしないようにしています。
ちょっと寂しい気もしますけどね。
興味のあることを察知して、それについての本や体験を提示するというのは、結構効果があると思います。
こどもたちの才能をきちんと発揮させてあげなければいけないなとは思いますが、その方法が勉強でなければいけないとは、全然思っていません。
ただ、勉強をしておくと人生が楽になる側面は大いにあるので、その辺はちゃんと話してあげようと思います。
あまり肩肘はらずに、親も楽しみながらこどもの才能を引き出してあげられるのが理想ですよね。
利用してくれているこどもたちにも、保護者のご意向を尊重しつつ、基本的には同じスタンスで接しています。
子育て、悩ましいですよね。
お一人で悩まずに、まずは誰かに話してみてください。
誰かに話すと、頭の中が整理されますよ。
もちろん、私たちにご相談いただくのも大歓迎です。
利用者、非利用者関係なく、いつでもご相談ください。
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