生き生きとしたこどもたちの未来へ

こんな記事を見つけました。

皆様、どのように感じますでしょうか。

 

日本では「夢をみられない」子どもが4割。「ミスが許されない」ことが起こす弊害

 

日本の教育はけしからん!と思いますでしょうか。

由々しき事態だと思いますでしょうか。

 

私も、日本の教育については思うところがあります。

しかし批判をしていても始まりませんので、自分自身はどうなのかと振り返ってみました。

 

当事業所は、福祉サービスの枠組みの中で行っているものですから、その目的は利用者の自立ということになります。

自立については、保護者会で時間をかけて説明させていただきましたので、よろしければ当日の内容をまとめた動画をご覧ください。

 

20220917保護者会(Youtube)

 

学習を中心に据えていますが、あくまでも学習は方法です。

点数アップや高校合格が目的では、決してありません。

ですので、こどもたちに学習を強いることはせず、学習するかしないかですら本人に決めてもらいます。

そのようなスタンスでいても、たいていのこどもたちは事業所にきて学習をしています。

(たまにどうしてもやりたくないというお子様も、もちろんいます。

 その場合、時間をかけて向き合っています。)

 

しかし、学習をするからには点数というものは無視することができず、塾などのサービスと比べ、どうしても点数を上げるというパフォーマンスに関しては、後れをとることになります。

塾では点数や合格に対して金銭が発生していますので、当然と言えば当然です。

 

私たちも、劇的に点数を上げることができないことに、歯がゆさがないわけではありません。

点数至上主義になってしまったほうがどんなに楽かと思うこともあります。

利用を検討されている方にも、わかりやすいメッセージを出すことができるでしょう。

でも、点数が上がったり、合格したりという現象そのものに価値があるのではなく、その過程で身につけた、勉強の方法やスケジュール管理などに価値があり、それを真に自分のものにするためには、自主性が必要なのだとやはり私たちは信じています。

それを曲げてしまうと、我々の存在価値はとたんに薄くなってしまいます。

やらせるのではなく、根気強く人生における勉強の意義を一緒に考え、寄り添うということをやっています。

 

記事の中で、日本人は大人になってから勉強する人が少ないということも語られています。

きっと、学校教育の中で、勉強はつまらないもの、嫌なものということが刷り込まれてしまったためということもあるでしょう。

私自身、勉強の楽しさに気づけたのは大学に入ってからでしたが、勉強の楽しさがわからないまま成長していってしまうのは、大変もったいないことだなと思います。

 

新たな概念によって世界を見たとき、今まで見ていた世界とは違って見えることがあります。

そんな劇的な変化でなくても、新しいことを学ぶのは、本来楽しいことであるはずです。

 

決して強制することなく、意義を感じてもらうこと、一緒に将来の夢を語ること、そういうことを通して、学習に向かっていくことができるように、今後も支援をしたいと思いました。

保護者様にも、根気強く見守っていただいており、いつも感謝に絶えません。

 

ちなみに、点数については、劇的なアップということにはなりませんが、我々の提示したやりかたに、素直に取り組んでくれた利用者ほど、やはり点数には結びついています。

中学生は先日定期テストがありましたので、ふりかえりを行いました。

そのとき、当然点数は重要な指標ではあるのですが、場合によってはテストが返ってくる前にふりかえりを行うこともあります。

点数というある意味で確定的な数字は、純粋な過程に対してのふりかえりを行おうと思ったとき、むしろ邪魔になる場合があるからです。

 

ちなみに、効果的な勉強方法は、そんなに種類が多くあるわけではありません。

学習の型はとても大事です。

そしてこの型は、今後資格試験等に挑戦しようとしたとき、ずっと使えるものでもあります。

結局、特性に応じた配慮はもちろん必要であるものの、テストの点数の良し悪しは、やるべきことをやるかやらないかということに尽きます。

 

強制なんてしなくても、型にむりやりはめるなんてことをしなくても、それに気づいてもらうだけでいいんです。

 

型は学習の心得(クリックするとダウンロードが始まります)として公開していますので、よろしければご覧ください。