本日事業所自体はお休みなのですが、一部のスタッフは講習会を受講していました。
STRAW-Rは、読み書き障害(ディスレクシア)の検査です。
WISCなどの知能検査との併用が前提にはなりますが、現時点でもっとも、支援につなげやすい検査かなと思います。なぜなら、読み書き障害には様々な原因がありますが、その原因に対してアプローチできるからです。
若干客観性に欠ける部分はある印象なのですが、その分、(病院などではなく)事業所でやる価値は高そうだと感じています。また、書字を評価できる検査であることも高ポイントです。現時点では医療機関における保険点数の対象外なので、実施している病院は非常に少ないのではないかと考えられます。
読み書き障害への対応は、読み書きの能力そのものを強化することともに、合理的配慮を求めていくことが軸です。合理的配慮とは、公的な機関には義務付けられているもので、障害等によって教育やサービスなどを受けるのが著しく困難な場合、合理的な範囲での対応を行うことです。
たとえば、入試においてルビうちや試験時間の延長が認められるケースがあります。私たち支援者がまずは、これらについて正しい知識を持ち、保護者の方や教育関係者と一体となってこどもたちがより安心して暮らせる環境を整えることが必要であると考えています。
今後もこのような取り組みを進めていきます。
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