本日の午後の活動は、3回目となる「ディベート」でした。
ディベートとは、ひろゆきのおかげで有名になった討論ゲームです。
通常の話し合いは、相手を議論で負かすのではなく、誰もが納得できる折衷案を探し出すことで終結することが多いと思います。しかし、ディベートはゲームなので、勝敗がはっきりとつきます。
そしてもう一つのポイントは、相反する2つの意見に分かれるということです。その意見は、必ずしも自分の主張と同じとは限りません。
ディベートで重視されることは、その理論の正確さです。無理やり意見を分けるわけですから、その意見が正しいかどうかは関係ありません。その意見を立証するための論拠を集め、それを組み立て、相手を理論で打ち負かすことが求められます。
Brilliusで行うディベートのすばらしさは、小2から中2までが参加し、それぞれがそれぞれのよさを発揮することができるところにあります。
Brilliusは学習中心の放デイなので、こどもたちはみんな勉強が大好きなのではないかということを、よく聞かれます。
大変失礼ですが、勉強が大好きなんて、とんでもないです笑
Brilliusに通ってくれるのは、いろんなところに気が散ってしまったり、こだわりが強かったりする普通のこどもたちです。たいていの子たちは、むしろ勉強なんてやりたくなくて仕方ないです笑
でもこどもたちは、「ここならできるかも」とか、「楽しい」と言ってくれます。
おそらく、私たちが無理強いすることなく、できるところから始め、できないところよりもできるところを発見してこどもたちに伝えていることが大きいのではないかと思います。特に勉強を開始したすぐのときには、本当にできること以上に、できるかもしれないという自信を取り戻すことが最重要です。
無理やりやらせてできるようになることは、まずありません。
ごくたまに、通い始めてから半年間ぐらい、宿題をやるのがやっとという子もいます。
その子がそれでもがんばって通ってくださり、保護者の方が根気強く通わせてくださり、私たちもその子に真摯に向き合ってきた結果、今ではすんなりと宿題+個別課題をこなしています。
そんなごくふつうのこどもたちが、頭を使いたいという欲求を開放し、大活躍するディベートという取り組みが私は大好きです。
なんとなく思うのですが、人間みんな、頭を使うのは大好きです。ですが、勉強はあまりにもつまらない。だからゲームなどでその欲求を満たすという方向にいってしまうのではないかと。
勝敗はつきましたが、普段は負けるのが嫌いな子も納得していましたし、負けたチームもすばらしい弁論を見せてくれました。
次回も楽しみです。
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